A妊娠を希望される方
妊娠を希望しているけれど、なかなか授かりにくいというご相談。
2010年の開局から今まで芍薬堂でご相談をお受けして、妊娠に至った方は32人。(2015年2月現在ご連絡をいただいている方のみ)
初期のころの方は、お子さんも大きくなっていて、なんだか感無量です。
不妊症の定義は
生殖可能な年齢において、正常な夫婦生活を営み、かつ妊娠を妨げるような方法を用いないのにもかかわらず、
生児を得られない状態の総称。一般には、2年たっても妊娠しないとき。
まず、生殖可能な年齢って?という疑問がわきます。
芍薬堂でこれまで妊娠に至った方の最高年齢は、妊娠当時42歳
インターネットで調べると50代の方もいるようですが・・・これは稀ですね。
ご相談に来られる年齢で、多いのは30代半ば〜40代前半の方です。
生殖医学をもってすれば、35歳で妊娠する力はぐっと落ちてきます。
これは私がご相談をお受けしていても感じることです。
実際、40歳を過ぎると、難しくなってきます。
では、実際、妊娠をご希望する方がお見えになったとき、
どのような方法をとっていくか、書いていきますね。
@生理不順がある場合は、まず28日に近づくように調整していきます。
基礎体温は必ずしも測る必要はないと思っていますが、(ストレスになることもあるので)
目で見て、体調の良い変化に気づけるメリットもあるので、嫌じゃなければ測ってもらっています。
A@と同時に、排卵しているか調べます。病院で調べてもらう方法、
排卵検査薬を使う方法があります。もし排卵していない場合は、病院での受診を。
排卵日が変動しても2〜3日に収まるように、体調を整えます。
B他の不調があるときは、ここをしっかり調整します。
他の不調で多いのは、精神面の不調です。
自分の親、お姑さんからのプレッシャー、友達が授かったという話、
友達からの何気ない言葉、
病院で赤ちゃんを抱いているお母さんを見たとき・・・
相談中に涙を流す方も多いです。
ですが、この涙を流すことが、実は重要なのだと感じています。
つらい気持ちをはきだすこと。大事です。
私は、ここの調整が一番「要」になると思っています。
症状に応じて、使う漢方を見極めていきます。
C生理不順もない、排卵日も整っている、基礎体温も順調、他の不調もない
そういう方には『周期療法』という方法をとってもらいます。
その名の通り、生理周期に合わせて使う漢方薬を変えていきます。
芍薬堂では、生理期、低温期、排卵期、高温期、の4期に分けます。
この方法はまた、妊娠に向けてのさらなる体作りができるのと、
今まで授かった方たちは、8割ほどこの方法をとっていました。
また新しい商品も発売されたので、この方法が以前よりパワーアップしています。
ですが、現在、男性側の問題も多く指摘されています。
統計で言うと、女性側の問題と男性側の問題が半々、50%ずつだそうです。
実際、男性からのご相談も増えてきていますし、最初からご夫婦で相談に来られることも多いです。
精子の動きが悪い、数が少ない・・・などなど
今までは妊娠しづらいのは女性のせいだ!みたいな世の中でしたけど、
今は違いますよ!
妊娠を希望される方は、ご夫婦で一緒に一度病院での検査をおすすめします。
何か大きな問題がないかチェックしましょう。
安曇野市にお住まいの方は、漢方薬の購入が安曇野市の不妊治療助成金の対象になります。
詳しくは⇒http://www.city.azumino.nagano.jp/gyosei/kakuka/hoken/suishin/oshirase/hunintiryou.html
その他、松本市、池田町など、対象になるケースもありますので
市町村の窓口に聞いてみてください。
〒399-8301
長野県安曇野市穂高有明7354-6
営業時間:10〜18時